滅びない産業とは

太古の昔から存在し、今なおあり続けている産業の代表格といえば、娯楽産業。いわゆる今で言うエンターテイメント産業。


意外かと思うかもしれないが、よく考えて欲しい、この産業は人間にしかわからず、しかしこれがなくなるとほぼ生きている目的や価値までも無くなってしまいかねない。

例えば、この日本に限って言っても、太古の昔、人は田植えをするにも、狩にいくにもその方策を願って歌い踊った。神という存在すらスターのような物だったと思う。

卑弥呼は踊り出政を治めた。人々はその歌や踊りに年貢を払った。寺や神社で聞く説法や神話にお供物や寄付を払った。



今のエンターテイメント産業の構造となんら変わらないではないか。

人間から娯楽をとってしまったら、どのくらいの期間生きていられるだろう。ほんの数年で自ら命を立ってしまうのは想像に容易い。

だから、この業界に従事するあらゆる人よ、心配なかれ、何代にも渡り働いていける。AIもこの領域は不得手なのだから。

何せ、楽しむのは人のみ、楽しんだ人から創造は生まれ、また人を楽しませていく。

娯楽産業、人の心に働きかける物全てをそう呼ぶ、のだと私は思う。

この業界は未来永劫なくならない。